モンパ病対策

果樹のモンパ病は果樹の癌ともいえる土壌病害です。

ひとたび罹病すると根を侵し、初期の段階では樹勢が悪くなる程度ですが、ひどくなると枯死にいたります。

モンパ病菌は多くの作物に寄生し白紋羽病菌と紫紋羽病菌とがありますが、果樹では白紋羽病菌が多くみられます。

果樹のモンパ病は落葉果樹では、りんご・梨・ぶどう・柿・梅・栗などに多くみられ、また常緑性果樹のみかんなどにも発生し、熱帯果樹のマンゴーにもよくみられます。

モンパ病は一度感染すると回復にはかなりの労力を要することになるため、果樹を紋羽病がら守るには何よりも予防が大切です。

ナチュラルファームでは基本的に以下の手順・資材を用いてモンパ病からの回復を図ります。

モンパ病菌の確認
果樹がモンパ病に侵されているか調べるには、根を掘り病菌を確認することから始めます。
白モンパ病は、白いかび状の病原菌、紫モンパ病の場合は紫のカビ状の病原菌が確認できます。
夢ゴールドの散布
被害株の樹幹回りの円周上に幅20cm深さ15cm程度の溝を掘り、夢ゴールドを散布します。
散布量は果樹の樹幹の大きさによりますが、2~5袋程度です。
散布が終了しましたら、溝に土をかぶせ元にもどします。
ハイパワー夢Sの潅注
次にハイパワー夢Sの100倍希釈液を潅注器で十分に潅注します。
1回目の潅注処理後、10日目に2回目の潅注処理を行います。

使用する資材や資材の使用量、施用の頻度などは状況によって変わりますのでご相談ください。

新高梨が劇的回復

熊本県のJAたまな荒尾梨部会external-linkは全国有数の梨の産地である荒尾市でジャンボ梨新高を栽培されています。

その会員である農家の方が栽培されている30年生新高の樹勢が弱くなり、萌芽も弱く花芽もつきにくいという症状を発していたため、根を調べると白紋羽病菌が確認され、紋羽病による病兆と認められました。

そのため、ナチュラルファーム製バイオ資材の導入を検討されるようになりました。

最初に当社の製品を知った時はどう感じましたか?
梨部会
農薬でモンパ病に対処するのは基本的に必要なことですが、今回の梨のモンパ羽病に対する30年生の梨の樹勢回復にはナチュラルファーム製バイオ資材の有用微生物を活用するのが良いかも知れないと感じました。
最終的に当社の製品を選んだ理由を教えてください。
梨部会
新高梨の白紋羽病に侵されて樹勢が弱くなってきた樹に対しては、まず土壌環境を改善し有用微生物を豊富にしていき、その後に有用微生物の力で弱った根からの発根をさせる二段構えで白紋羽病に侵された新高梨の樹勢を回復させていくという対策法に興味を持ち実証試験に導入しました。

ナチュラルファーム製バイオ資材で対策

罹病株の樹幹周りを掘り、その中に夢ゴールドを散布して埋め戻した後に、ハイパワー夢Sの50倍希釈菌液を潅注します。

その後、7日おきにハイパワー夢Sの50倍希釈菌液を2度潅注します。

そうして、1年間結実収穫を見送りました。

導入した結果、どのような変化がありましたか?
梨部会
写真は処理法を行い1年間休ませた新高の圃場ですが、紋羽病の静菌化と発根作用で樹勢の回復が見られました。
出葉も順調で花芽もしっかりついて現在結実し摘果を終えた所です。
当社の製品をおすすめする点を教えてください。
梨部会
ナチュラルファーム製バイオ資材を用いた処理法はモンパ病対策として樹勢回復にも有効ですが、老木や土壌条件等で発根が悪い圃場での発根促進・根張り対策にも使用できると思います。

まずは全国でも有数の梨の産地である熊本県荒尾の梨部会での実証試験を実施していただいた事に感謝申し上げます。

ナチュラルファーム製バイオ資材を使用した紋羽病感染土壌対策で羅病樹の樹勢回復がはかれたことは嬉しいことですが、さらに色々な場面での活用を検証していきたいと考えています。

栗の白モンパ病が改善

宮崎県のJA高千穂管内の日之影町の栗園の事例です。

山の斜面に拓かれた4haほどの面積に、樹齢30年の樹が並ぶ見事な栗園ですが、落葉や生育不良が目立ち、ひどいものは枯死をして新植をしなければならなくなるような状態が2年続いていました。

農薬を処理するも効果がなく、県の指導機関も手の打ちようがないとのことでお手上げとなってしまったところでナチュラルファームにご相談をいただきました。

最初に当社の製品を知った時は、どう感じましたか?
JA
モンパ病の土壌処理農薬の効果がなく、枯死をする栗の木も出ていましたのでわらにもすがる思いで土壌改善効果を狙って有用微生物豊作菌群を試してみようと思いました。
最終的に当社の製品を選んだ理由を教えてください。
JA
農薬の効果がみられなかったので、ダメモトで有用微生物豊作菌の色々な力を試してみようと考えました。

モンパ病への対応

地上部の衰弱症状は、モンパ病だけではなくセンチュウ害やネズミの食害も考えられますので、有効なモンパ病対策の基本は根を掘って観察することが大事です。

栗園の衰弱木の根を掘ってみますと写真のように白色の菌糸が見え土壌の中まで伸びていました。

やっかいな白モンパ病に侵されています。


モンパ病は白モンパ病菌と紫モンパ病菌のいずれかに根が侵される土壌病害で、いったん根がモンパ病菌に侵されると土壌中を伝染して広がっていきます。

モンパ病に侵された果樹は軽傷の場合、葉の色が淡くなり新梢の生育が悪く、実も小玉なるといった症状が現れ、重症の場合は枯死にいたります。

モンパ病対策は早期発見と早期治療が大切とされ、地上部の葉に症状が出た時点では大半の根が被害を受けている可能性があり、根の8割程度がモンパ病菌に侵されると絶望的です。

紫モンパ病菌は根の皮層の部分を侵すだけなので症状は比較的ゆっくりと進行しますが、一方の白紋羽病菌は木質部分に深く侵入するので症状の進行が早くなります。

今回の栗園は白モンパ病ですので、早急に対策を行うことにし、ハイパワー夢Sと土壌環境改善に特別に開発した夢ゴールドを使用しました。

手順は以下のとおりです。

  1. モンパ病罹病株の幹回りを掘って溝を作る
  2. 溝に夢ゴールドの粉末を散布し埋め戻す
  3. 埋め戻した溝の周りに沿って30cm間隔でハイパワー夢Sの50倍希釈液を潅注する
  4. 樹幹周りが済んだらその内側で適宜潅注を行う

根を掘り上げて薬剤で洗うなどの面倒な方法は必要ありません。

土壌環境の改善と果樹の根の発根を促すことで栗の木の生命力を高めることでモンパ病に対抗することを目的としています。

処理後どのような効果がありましたか?
JA
4月になっても展開してこなかった新葉が3ヶ月後に展開して、半年後には正常な回復を見せました。
その後のケアとして1年間はハイパワー夢Sの300倍希釈液を動力噴霧器を用いて潅水施用を3ヶ月に1回の年4回の処理を行い栗園の白モンパ病被害からの回復を見ています。
当社の製品をおすすめする点を教えてください。
JA
栗や果樹の根が何らかの障害で衰弱した時に、土壌改善効果と発根力回復で有用微生物豊作菌のパワーを活用するのはとてもおすすめですね。
樹齢が古い果樹の発根にも力を発揮する有用微生物豊作菌の効果には驚かされます。

当社製の資材は農薬ではありませんので治療効果をうたうことはありませんが、土壌環境改善と発根力回復で栗の白モンパ病の改善と樹勢の回復の現場での報告の一つであり参考にしていただければと思います。

樹木のモンパ病対策に

樹木が衰弱する原因の土壌病害のひとつに、白モンパ病、紫モンパ病などの樹木のモンパ病があげられますが、とてもやっかいな土壌病害のひとつです。

樹木がモンパ病を発症した場合は、効果的な土壌殺菌剤もなく土壌消毒も実際上は難しいところがあります。

ナチュラルファーム製バイオ資材も用いた紋羽病対策は、ハイパワー夢Sの豊作菌(有用微生物)の静菌作用でモンパ病菌の抑制を行います。

具体的な方法としては、掘り上げた根の周りに、モンパ病対策有用菌群粉末の夢ゴールドを散布し、雑菌の少ない土で被覆した後にハイパワー夢S100倍希釈液を充分に潅水し、その後は10日おきに2~3回潅水散布を行います。

この処理は、栗・リンゴ・梅・マンゴーなどの果樹の老木や、若木のモンパ病の回復に各地での実績があります。